コレクション: ワークショップたちばな

ワークショップたちばな

〜福祉は、なんでもできて、なんにでもなれる〜


得意なことはなんですか?皆さん、趣味や特技、好きなことなど色々あると思います。例えばギターが弾けるなら、みんなにギターを教えてあげることができる。唄うことが好きなら、一緒に歌を楽しむこともできる。楽しい時は、すごい笑顔で喜んで、悔しい時は、思い切り悔しがる。嬉しい時はニコニコはしゃいで、悲しい時は、大きな声で泣く。そこには障がいがあるなし関係なく、互いに尊敬し合える人がいるだけなんです。



『福祉は、地域を創るクリエイティブな仕事だと考えています。』

障がいのある方の仕事興しに制限はありません。私たちは、地域のなかに雑貨づくりの作業所や菓子工房、アトリエ、音楽スタジオ、カフェなどをつくってきました。障がいのある人たちが活躍する空間だからこそ、できることがあります。



〜 福祉と文化の融合 〜

生きている限り、可能性と確立は存在します。才能という言葉に縛られずに、自分たちの感性でそれぞれが表現できる。その可能性は無限大。音楽やダンス、アート活動などを積極的に行い、そこにある美しさ、そこでしかできない感情表現、その人ならではの感覚。それらを通して新しい可能性や暮らしの価値を生み出すきっかけをつくっています。



また、アジアやヨーロッパをはじめ世界とのつながりも大切にしています。そこから日本の福祉のあり方を改めて見直すきっかけが生まれ、これからの障がい者の生き方、暮らし方を考えた社会への発展を考えています。暮らしやすい街づくりって福祉を起点に生まれていることが多いんです。

福祉は特別なことではなく、つねに私たちと共にあります。

 



〜 ひとりひとりのできることから、社会とつながる 〜

卒業するとなぜ、就職するのか。第一義は、社会との接点を保つためだと思います。社会参加のために働くのであれば、どんな重い障がいがあっても同じこと。個性という障がいを活かした働く場づくりを大切にしています。

毎月1,000円の工賃アップで、映画を観に行ける。地域生活の豊かさと社会参加を大切にし、500円、1,000円の所得向上にこだわっています。福祉事業所であっても、堂々と「働きに行っている」と言える仕事づくりと環境設備に注力しています。



また、どんな商品でも欲しいと思っていただけるから販売につながる。美味しいから購入してもらえる。私たちワークショップたちばなでは、クオリティにはとことんこだわっています。ときには老舗の和菓子屋さんとコラボして商品開発をするなど、欲しいから選んでもらえる商品づくりを心掛けております。



障がいのある人とない人をフラットな関係にすることが私たちの仕事。

境界を無くすことが使命です。

人と人との境界があらゆるトラブルの原因だとしたら、私たちの役割はここにありそうです。

地域のなかで、全国で、国境を越えて、境界を無くす取組に今後とも注力していきます。